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公文の先生は赤字ですか?
私の1年間の公文での収入は9万円(立ち上げ時の費用を含む)でした。辛うじて赤字ではありませんでした。
公文の先生の収入は?ずばり儲かりますか?
しかし、私は自分で言うのもなんですが、仕事が速いことで有名です。
武勇伝は、20代の時に入った会社の営業事務で、前任者は残業ばかりしていたのですが、私はいつも定時に帰りました。(裏返せば、大雑把なので自慢にはならないかもしれません)
その仕事の速い私でも、1年間に9万円の儲けしかなかったのです。
私が引き継いだ時、38人47教科教室で、最初に丸付けバイトは3人いました。でも、3人だと1か月16124円しか儲けがでません。(立ち上げ時の費用を除いた場合)
下記が私が引き継いだ時、前任者の収支の予想です。
教室の規模:生徒38人47教科
入るお金 | 出るお金 | 金額 |
生徒からの月謝 47x6480円=304,560円 |
公文へのロイヤルティー 47x6480x60%=182,736円 |
121,824円 |
公文からの家賃補助70,000円 | 家賃 70,000円 | – |
電気、水道、電話代など 併せて約10,000円 |
-10,000円 | |
備品(赤ペン、エプロン、トイレットペーパーなど)約1,000円 | -1,000円 | |
公文福祉協会会費 4,700円 | -4,700円 | |
従業員三人 約90,000円 | -90,000円 | |
手元に残るお金 | 16,124円 |
採点者のバイトより公文の指導者が給料が低いってどういうこと?
丸付けバイトには高校生のバイトの子もいたのですが、指導者が高校生のバイトの月3万円より安いってどういうこと?と疑問を感じました。
しかもバイトは1か月32時間(4時間x8日)。指導者は準備、片付け、その他もろもろ作業で1か月80時間は働いています。それなのにたった16124円
普通に考えて、指導者の方が断然報酬は良いはずですよね。
どう考えてもおかしいでしょ?
引継ぎ教室をするなら、前任者の年数を確認すべし
前任者は1年で辞めていた
引継ぎ教室を公文教育研究会から紹介されたとき、前任者と会いました。その時、収入の話はできませんでした。初対面で「公文で儲かりましたか?1か月いくらの収入でしたか?」とはスタッフがいる前ではいくら私でもできませんでした。
前任者の指導者を辞める理由は、親族の介護をするということでした。
指導者を始めてから判明したのですが、私が引き継いだ公文教室は、直近の2年間で2,3回指導者の変更があったようです。
前任者以外で、辞めた方の理由は確認できませんが、コロコロ変わるのには理由があると思います。
収入面で安定しなかったのが1番の理由ではないかと推測します。1か月16000円の儲けで経営したいとは誰も思いませんよね。
公文の先生の平均収入は本当はいくら?
公文のホームページの収入と全然違う
生徒が38人いて47科目ということで、公文のホームページを参照すれば、1か月10万円ぐらいの儲けのはず。でも実際は1万6000円。
違いすぎるでしょ??
あまりにもみじめなので、丸付けアルバイトが一人辞めたので、そのまま新たな人を雇わず経営しました。
1人削った分のバイト代3万円が増えても1か月46000円の儲けにしかなりません。しかし、指導者の仕事は増え、働く時間は増えました。
ホームページでは収支の詳細が載っていないので勘違いしそう
公文のホームページを見ると、生徒が35人で50-60教科ですと、9-10万となっています。そして「※最低金額を保証するものではありません」と付け足してあります。
私の教室は人数、教科でここに当てはまるのですが、仕事の速い私でも時間外作業を大量にこなし、公文の研修に参加し、バイトを一人削り、やっと1か月46000円(初期費用を除く)
1か月80時間働いてましたので、時給575円。日本の最低時給より低いです。
公文のホームページは、本当に実際に働いている人の収入例なのか疑問を感じています。詳細が載っていないので、なぜそのような儲けになるのかわかりませんが、私が働いていて一番負担に感じたのは、ロイヤルティーとアルバイトの給料です。
普通の塾の先生の場合、教えるだけでよいですが、公文はプリント学習のため、常に丸付けしなければいけません。
混んでいるときは10人以上一度に生徒がいるので、絶対に先生1人では教室が回りません。
実際の公文の先生の収入の平均は3万円以下って本当?
実際にどれだけ公文の先生が稼いでるのかというと、全体の60%は3万円以下という噂があります。
下記の記事で、公文の先生からの手紙がきたことは述べました。
公文の先生を辞めたい?私が辞めた一番の理由はこれです
公文の事務局の人は把握していると思いますが、3万円で先生をやれってひどすぎますよ。時給500円以下ですから。
しかし、ホームページや説明会で、10万円ぐらい楽に儲けられそう、と思わせちゃうのです。
なぜ事務局の人はあんなに多いの?
契約までに事務局に何度も足を運ぶ
契約前は公文の実情はわかりませんから、希望に満ち溢れ、呼び出されれば、すぐに事務局に向いました。
引継ぎ教室の紹介、教室の進め方など説明があるのですが、いつも事務局に行くと、緊張感のない、エプロン姿の局員たちが大勢いました。
ロイヤルティーはすべて事務局員の給料。60%の指導者の儲けは3万円以下。中には赤字の人もいるでしょう。
せっせと事務局員たちにロイヤルティーを送っているのがあほらしくなりました。いざとなったとき、事務局員は何も責任はとりません。
それは指導員の責任と契約書に明記してあります。
公文の先生を辞めて後悔したことなし
私は元々、専業主婦ではありませんでした。
自分で何か始めたい!楽して稼ぎたい!の2つの理由から公文を始めました。
公文のホームページを見ると週2回5時間(15:00-20:00)で月10万円ですよ。時給換算2500円です。でも蓋を開ければ、時給500円。
こういう考えの人は公文に向いてなかったみたいです。
今まで専業主婦だった方は騙されないように
ほとんど社会に出た経験もなく、結婚してすぐ主婦になって、子供も少し大きくなったから働きたい!と思ったあなた。
「稼げないのは自分の経営の仕方が悪いから」と自分責めるかもしれません。でも、公文の指導者の60%の人が3万円以下の収入しかないのです。
公文で自分の子供を勉強させたい!(公文の指導者の子供は無料で受講できるようです)
稼ぎなんて、2の次。公文と関わりたい!
上記のように思う人以外は、難しいですよね。
私にとっては良い経験です。フランチャイズって儲からない。本部は儲かりますよ。しかもお上の言うことに従わなきゃならない。
何もかも私には合ってなかったみたいです。
辞めてすっきり。
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