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翻訳会社とのトラブルまとめ
翻訳を始めた当初、Tradosは一応持っていましたが、正直なところ使いこなせてはいませんでした。業務を受けながら、翻訳コーディネータに質問し、助けられながら覚えていったというのが実情です。その点では、翻訳コーディネータには感謝している部分もあります。
翻訳コーディネータへの違和感
欧米資本の翻訳会社(日本事務所)との仕事では、次第に違和感が積み重なっていきました。
欧米系の会社は、基本的に翻訳のフィードバックがほとんどありません。こちらの訳が良いのか悪いのかも分からないまま、それでも継続的に仕事の打診は来る。
今思えば、「品質評価」よりも、「返事が早い」「当日納期にも対応する」「文句を言わない」翻訳者として使われていたのだと思います。
翻訳作業ではなく前処理の依頼があった
ある時、突然その会社から、翻訳ではなく「前処理作業」を時給1200円でやってくださいと依頼が来ました。
ワードファイルの整理や、PDFのベタ打ち、不要部分の削除など、明らかに翻訳者の仕事ではありません。翻訳者として登録しているにもかかわらず、履歴書に翻訳コーディネータ経験を書いていたことで、「これもできるだろう」と思われたのだと思います。
正直、「翻訳者として登録しているんですが」と言いたい気持ちはありましたが、あえて理由は言わず、その作業はできませんと断りました。この時、はっきりと「断らなければ足元を見られる」と感じました。幸い、他にも仕事をくれる翻訳会社があったため、強気に出られたのだと思います。
PO(発注書)をめぐるトラブル
さらに決定的だったのが、PO(発注書)をめぐるトラブルです。仕事を終え、翻訳会社に支払ってもらうためにPOを確認すると、すでに発行されていたはずのPOが、理由も説明もなくキャンセルされていました。
POはフリーランスにとって命綱のようなものであり、これがなければ私への支払いは行われません。
なぜキャンセルされたのか問い合わせると、「海外側で処理しているので、そちらに聞いてください」と言われました。しかし、POの履歴を見ると、明らかにその日本人の担当コーディネータの名前でキャンセルされているのです。
あまり揉めたくなく、また金額もそれほど大きくなかったので何もせずに待っていたところ、10日ほど経ってから、そのコーディネータから「この件はもう許してもらえませんか?」というメールが届きました。
私はただ、キャンセルされたPOを元に戻してほしかっただけです。それなのに、話がすり替えられ、なぜかこちらが感情的になっているかのような書き方をされ、強い気持ち悪さを感じました。
丁寧な日本語のメールとは裏腹に、やっていることは意味不明。この時点で、その担当者からの仕事は一切受けないと決めました。
桁が1つすくないPOが発行された
同じ会社の別のコーディネータからは、長期間にわたり大量案件を任されていました。短納期で次々と納品し、こちらがそのコーディネータの確認不足の尻拭いをすることもありましたが、収入になるため我慢して続けていました。
しかしある時、POの金額が桁違いで発行されました。本来1万5千円ほどの仕事が、1500円になっていたのです。すぐに連絡しましたが、返事はありませんでした。
しばらくたってからもう一度連絡しましたが、私への返信はなく、そのPOの桁間違いは修正されることもありませんでした。そのコーディネータの上司に言って修正を依頼することもできたのですが、もうこのコーディネータは信用できないと、このコーディからの仕事も断るようになりました。
支払遅れもあり
支払いが遅れたこともありました。理由ははっきり思い出せませんが、「本当に支払われるのか」という不安を抱えながら、ネットで「翻訳会社 支払い 遅れ」「PO 発行されない」などと必死に調べていたことだけは強く覚えています。
そして、案外、支払ってもらえないフリーランスもいるようで、特別なことではなく、みんなも悩んでるんだとちょっと心が落ち着きました。
アジア系翻訳会社は支払いでは問題なし
一方で、アジア系の翻訳会社は対照的でした。規模は小さくても、POのミスはなく、支払い遅延も一切ありませんでした。淡々とした英語のやり取りでしたが、支払いに関しては非常に安心できる相手でした。
日本人だからといって安心できず
この経験を通して学んだのは、日本人相手だから信頼できるのではないということです。
日本人のコーディネータはメールなど、枕詞付きの仰々しい丁寧な文章でしたが、このように信頼性に欠くことが何件かありました。
そして私の中では、丁寧なメールの日本人だからといって信用はしてはならんと学びました(もしかしてこの翻訳会社だけかもしれません)



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