翻訳で収入が安定したもの仕事がくる保証はなし(1〜3年目の話)




翻訳の打診があればすぐ返信

翻訳の仕事を始めて1〜3年目は、「打診があれば即返信、基本的に断らない」という姿勢を徹底していました。

金額が数百円の小さな案件でも、当日納期の厳しい案件でも、まずは15分以内に返事をする。どうしても物理的に無理な場合も、できないならできないと即答するようにしていました。

アジア系翻訳会社は早いもの勝ちで案件が取れる感じだったので、欲しい案件は即返信しました。

これは、私自身が過去に翻訳会社でコーディネーターをしていた経験から、翻訳者の返事の可否が早い人ほど、打診しやすいと分かっていたからです。

CATツール使用が基本

仕事を受ける中で、翻訳会社ごとの環境の違いもはっきり見えてきました。

私が在宅翻訳コーディネータをやっていた個人規模の翻訳会社では、いまだにワードへのベタ打ち翻訳や原文への上書き翻訳が中心で、かなり昔ながらのやり方が残っていました。

一方、いわゆる普通規模以上の翻訳会社では、TradosなどのCATツールの使用がほぼ必須で、作業環境はまったく別物でした。

欧米系はもちろんアジア系の翻訳会社でも、Tradosに加えてオンラインCATツールを使うことも多く、ワードで翻訳するという時代は、すでに終わっていることを実感しました。

収入は200万円越えで安定

こうした環境に対応しながら仕事を続けた結果、欧米系の翻訳会社からは毎月およそ10万円前後の仕事が安定して入るようになりました。

さらに、アジア系翻訳会社に加え、不定期ではあるものの別の会社からも仕事が入り、初年度から3年目までの収入は年間200万円を超えました。

会社員として見れば決して多い金額ではありませんが、主婦のパート収入として考えると、比較的安定していたと思います。

仕事が来る保証はないため心は不安定

ただ、働き方は常に波がありました。仕事が集中する時期は、何日も続けて深夜2時頃まで翻訳作業をすることもあれば、逆に打診がまったく来ず、1週間ほど暇になることもありました。

何日も仕事の打診のない日が続くと、もう一生仕事の依頼が来ないんじゃないか?とよく思ったものです。

また、土日に仕事が入ることも多かったですが、その分、平日に休んだり、空いている時間に病院や買い物に行ける自由さもありました。

収入としては結果的に安定していたものの、精神的には安定せず常に先が読めない。この時期は、そんなフリーランス翻訳者としての現実を実感した3年間でした。